島牧 海アメ 釣行記3


島牧にはこの2ヶ月の間、4回釣行してますが、バイトはあるものの結果でず。特に2月は、ルアーには厳しい時期で、フライには釣れるが、ルアーにはタフな状況となる。
理由は、海アメの捕食しているベイトが、ベイトフィッシュ系からスカッド系に移行するためと言われている・・・。
私としては、まさかそこまでシビアでセレクティブな状況と思っていなかった、実際釣りしてみると、ホントにこれでもかというくらい釣れない。フライは釣れます。この状況を打開できないまま、3月に突入。
色々なことを試しても釣れない、でも釣りに行かないと、魚は釣れない。決め手がない。そんな感じで3月9日を迎えた。 今回選定したエリアは、島牧で最も有名な18番を外し、通称生コンと呼ばれる、テトラと岩とサーフの混合エリア。釣行したのは、私が北海道で釣りをする心の支えとなる釣友達。その釣友の1人が、朝一から海アメマスのナイスサイズをランディング。サイズは63cm、見事なコンディションの海アメ。釣った本人は、サーフにヘタリこみ、腰抜け状態。分かります、その気持ち。このサイズはなかなかでない、海アメ自体もそんなに釣れる魚ではない、難しい。その中での1匹。私も以前レポートに書いた59cmの海アメを釣ったときは、頭の中が真っ白けの抜け殻状態だった。

ヒットパターンはメタルジグのジャーク&フォール。 これをキーワードに、バイトしてくる海アメを探す。そうこうしているうちに、もう1人の釣友が海アメをヒット,ランディングする。その釣友は、少したって53cmの海アメを釣りランディング。やはりメタルジグのジャーク&フォール。 私もメタルジグに変え、ジャーク&フォールを繰り返すと、フォール中にバイトがあったがノラず。メタルジグをローテーションして、何とかフォールで食わせた海アメが40後半のサイズ。この1匹は、最近海アメの感触から遠ざかっていただけに嬉しかった。
遅い朝食後に、新発売のシェルスピンを投入。このスピンタイプのベイトはウエイト35g、キャスタビリティがものを言う島牧では大きな武器となるウエイト。それから、テールについたブレードが高速で回転するので波動、フラッシング効果も大きい。このタイプにありがちな、フック絡みもない。リトリーブの抵抗も、このタイプとしては軽め。島牧で使う人は、ほとんどいないと言って良い。その分実績がほとんどないため、リスクもともなう。このシェルスピンをフルキャストして、ジャーク&フォールを繰り返す。そうしたら、かなり岸際で、フォール中にバイト、ガッチリフッキング。
ランディングしたのは、51cmの海アメ。してやったり。それを見ていた釣友もシェルスピンをキャスト、1投目にフォール中にバイトさせ40upの海アメをランディング。見事だった。


私が今回シェルスピンの釣りをするために用意したのはグラスロッド。TAPER&SHAPE Namoto 8F。フォール中のバイトをグラスロッド特有のフレキシビリティを生かし、海アメの口へホールドさせるため。それが功を奏し、見事に深くフッキングしていた。 島牧でシェルスピンが見せてくれたパフォーマンスは、今後の釣りに繋がる可能性特大。 私の今釣行を支えてくれた人は、見事63cmの海アメをランディングした藤岡さん。流石の釣りを見せてくれた奥田さん。色々刺激を与えてくれる、水上さん、今村さん。将来楽しみな、まさるくん。色々勉強させていただき有難うございました。

使用タックル
ロッド:TAPER&SHAPE
Bluebarrel CBBS−106MS
Namoto GNAS−80LS

リール:3000〜4000番クラス

ライン:PEライン 1.5号

ショックリーダー:ナイロン 20LB



今井康仁
東京都在住。ラッキークラフト「エリアマスター」立ち上げ時から関わり、現在ラッキークラフトから発売されている、エリアマスターシリーズモデルのテストを担当。アングリングファンへの出演、プラグの企画・開発・テストにも関わり、自身のライフワークとして取り組んでいる。彼の自然と釣りを心底楽しむ姿勢は、オリジナルのタックル製作にまで及び、最近は完全なルアー用テーパーのバンブーロッドをデザイン・製作中。遠征でネイティブトラウトを狙うなどエリアフィッシングでもストリームクランキングを得意にしている。

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