静内の川


今回は、2週間ほど前に釣行した静内の川を紹介します。
北海道に来てから1ヶ月が経過、北海道の管釣ではマグナムクラピーMR、DRで楽しみ、しかしネイティブのトラウトは、支笏湖に行っても、帯広の川に 行っても、ボウズの連続。特に、気合いを入れた帯広方面、平日釣行では、川を見た瞬間に終わりました状態だった。川の中は、紅葉後の落葉した葉っぱがいっぱいで、ルアーをまともにリトリーブできる状態ではなかった。北海道は、禁漁期の設定の無い川が数多く存在し釣りをすることが可能だが、本州方面の川ではこの時期、禁漁のため釣りをしない。落葉している葉っぱが流れている次期に釣りができないわけで、北海道ではその時期にバッティング、時期的な読み、見込みが甘かったと反省した次第。これでレポート終了とはいきません。引き続き、ネイティブトラウトを求めて、8月に仕事で行った静内へ釣行したのです。事前情報では、水は減水気味で笹濁り。落ち葉の心配はない、これが静内へ釣行を決意した最大の理由。

静内の川は、堰堤より下は、9月1日〜11月いっぱいまで、鮭の遡上のため、釣り禁止となり、更に上流部のエリアを選定して釣りを開始した。水は丁度良い笹濁り状態で、釣り開始前に釣れると確信するに十分。そのエリアは、減水気味でも水量が豊富で、流れも速い、そこをアップ、サイド、ダウンクロスで狙っていく。使用したルアーは、ビーフリーズ78SP又はSの各色のモデル。色々カラーローテーションしていくがセオリー通りのカラーには反応しない。それじゃあと、今年お気に入りの激熱レッドをダウンクロスにキャスト、流れを掴みドリフトし始めた瞬間に、いきなりドスンとバイトがあった。それを受け止めたNamoto 7Fがベンドする、その後Namoto 7Fは、荷重が掛かっているテーパーが機能し、流芯の魚を流芯の流れに逆いながら、リフトし始めた。この引きはブラウントラウトだなと予想。正面まで魚を寄せてきたとき、いきなりジャンプ!やはりブラウンだった。無事ランディング。らしい色をした43cmのワイルドブラウンだった。その後、そのエリアを離れ、2Kmほど上流のエリアへ移動。そこから釣り下った。今度は、ベビーシャッド75SP チャートブルーを使用し、サイドクロスで25cmのアメマスを釣り、その下流で、またもやビーフリーズ78SP 激熱レッドを投入。そうしたら、35cmのレインボートラウトがバイトしランディング。激熱レッド大活躍。
以前から北海道には仕事で来ることが多く、長期滞在の場合釣りをする。最近は、セオリー通りのカラー、ミノーより、トラウトで使用実績の少ないミノー、カラーの釣果が良い。
ルアー、カラーに対しスレてないのかは定かでないが、かなり反応が良く釣果も良いのは事実。ときにセオリー、先入観を捨てさることも重要と思う今日この頃です。

タックル
ロッド
TAPER&SHAPE
Namoto GNAS−70LLS
リール
2500番クラス
ライン
バークレイクリスタル 1号
リーダー
アクロン フロロテーパーリーダー2X 9F (バットセクションを3Fカット)
FGノットにて接続
ルアー
ビーフリーズ78SP 激熱レッド
ベビーシャッド75SP チャートブルー


今井康仁
東京都在住。ラッキークラフト「エリアマスター」立ち上げ時から関わり、現在ラッキークラフトから発売されている、エリアマスターシリーズモデルのテストを担当。アングリングファンへの出演、プラグの企画・開発・テストにも関わり、自身のライフワークとして取り組んでいる。彼の自然と釣りを心底楽しむ姿勢は、オリジナルのタックル製作にまで及び、最近は完全なルアー用テーパーのバンブーロッドをデザイン・製作中。遠征でネイティブトラウトを狙うなどエリアフィッシングでもストリームクランキングを得意にしている。

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